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ギネス世界記録挑戦の姿

ギネス世界記録への挑戦

 記録名:Longest line of sushi

 記録:437.02 m (1,433 ft 9.48 in)

 記録保持者:Imizu World Record Attempt Members (Japan) on        Shinminato Bridge Ainokaze Promenade

 挑戦日:2015年11月14日

 場所:新湊大橋あいの風プロムナード


【最も長い寿司の列】でギネス世界記録達成

当日は朝から市内の小学生など約300名が集まり、酢飯を型に詰めてふたで押すます寿司作りにも参加し、郷土の食文化に直接触れる絶好の機会ともなりました。 

作ったます寿司は約4時間かけて隙間なく並べられ、途切れの有無やサイズにつき丹念にチェックが行われた結果、5,347個、437.02 mの「Longest line of sushi」として見事世界記録に認定されました。

 

美しい富山湾に面し、海の幸に恵まれる射水市

 

今回のチャレンジで作られたます寿司には、地元産の新米コシヒカリと、堀岡養殖漁業協同組合で養殖されたサクラマスが使用されました。射水市の面する富山湾は国内でも有数の深い湾で、大部分は水深300m以上、最深部はなんと1000m以上にも達します。このため、深く冷たい海と、暖流の流れる浅い海が同時に存在し、日本海に棲む魚の約半分が生息する、魚の宝庫としても知られています。 

また、会場となった新湊大橋は、2012年9月に開通したもので、すぐ側には「海の貴婦人」と呼ばれた大型練習帆船「海王丸」が展示されています。背景に立山連峰を望む大パノラマは観光名所としても人気で、2014年には、世界で最も美しい湾(世界で最も美しい湾クラブ)に富山湾が選出されたほどです。 
 

若い世代が団結、受け継がれる地元を愛する心

 

射水市は、2005年の市町村合併により、旧射水郡と新湊(しんみなと)市が合併して発足しました。つまり今年で誕生10周年を迎えることとなり、数多くの記念イベントが開催されました。 

「射水」の歴史は古く、実は万葉集にもその名を残す由緒ある地名です。今回の世界記録挑戦は、この歴史ある住みよい街を未来に繋げていくために、一人でも多くの若者が街づくりに積極的に参加するためのきっかけ作りを目的として立ち上がった「射水市世界一挑戦塾」の第一弾となる企画だそうです。 

そのコンセプトは、記録への挑戦を通じ、地域の若者が集い、挑戦する喜びや達成感を分かち合い、子供たちに誇れる街を次の世代へ繋げていくというものです。「ます寿司を繋げる」という世界記録の挑戦の裏側には、このような願いがありました。

記録挑戦の意味するもの

ちなみに、射水市の前身、新湊市といえば、地元新湊高校野球部はつとに有名で、1980年に甲子園初出場の際には、なんと市民の1/4が甲子園まで応援に駆けつけたことで一躍有名になった市でもあります。当時「市が甲子園に移動してきた」と大きく報道され、それだけ地元愛の強い地域であることが全国に印象付けられました。 

甲子園への大応援団で全国に名を馳せてからはや35年。地元を人一倍愛する気持ちは、世代も変わり、親から子へと着実に受け継がれているのでしょう。今回の射水市でのギネス世界記録へのチャレンジにも、たくさんの地元の子供たちが参加したことを考えれば、地域活性と言うまでもなく、ここには、地域愛がしっかりと根付いているように思えます。 

それでも、ギネス世界記録への挑戦が、子どもたちの記憶に残り、郷土を愛する心を育む一助となってくれたなら、それは本当に素敵なことだと思います。

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